panpanya『グヤバノ・ホリデー』書評

panpanya『グヤバノ・ホリデー』書評
こうして並べてみると、すこし異質さを感じる。

ここ5年で漫画を買う機会も、
年2〜3回ぐらいになってしまいました。

買ったとしてもkindle購入がほぼ100%。
漫画って場所をとる割に情報量が少なく、
ただでさえ通常の書籍も相当数購入するので、
都内の手狭なワンルーム暮らしだと漫画を毎回紙で買って、そして揃えていくのって結構難しいです。

そんな条件制約下でも未だに紙で、しかも同時にkidleでも買い続けているのが漫画家・panpanya(敬称略)の作品たち。

単行本は2013年8月発売の『足摺り水族館』以降、不定期に継続刊行されている。

「panpanyaとは?」

他の漫画にはない独特のタッチ、虚を衝くような摩訶不思議なストーリー構成、異常事態に「ツッコミ」を入れようとするも上手く立ち回れない主人公、そしてうやむやのまま終わってしまうオチ、固有名詞の無さ。

通常の漫画であれば「不作」とされてしまう構成でも、そこをキャラクターの魅力や、ストーリーの不思議さがカバーし、絶妙なバランスで作品として成立させる事ができる珍しい漫画家です。

例えば2019年2月現在の最新刊『グヤバノ・ホリデー』。そもそもタイトルからはそもそもどんな漫画なのか、全く想像できない。

例えばこれは『グヤバノ・ホリデー』p23「学習こたつ」
ある日学校に登校すると、文科省からの要請で1生徒1こたつ提供されているところから話が始まる。

でもストーリーに目を通せば、
これほど一見無目的に見えて、非常に緻密に練られた作品の数々。
魅了されない訳がない。

というか、もはやこれアートです。

「なぜkindleと紙、両方買う必要があるのか?」

紙を超える読書に最適な媒体は存在せず、またkindleで購入しておく事で世界中どこにいても、ネットにさえ繋がっていれば「読みたい」と思った瞬間に手元のデバイスにダウンロードできるから。この一点に尽きます。
またこの購入方法はオリジナルではなく、自分のオタク系趣味のメンター・岡田斗司夫の考えを勝手に拝借しているものになります。

例えば寝る前はブルーライトの少ないkindle white paper端末で読む。外出先のゆったりとしたスペースがある空間で読む際は、iPad Proで読む。満員電車の中ではiPhoneで読むなど。

(参照)岡田斗司夫公式ブログ「面白い漫画はKindleでは読まない!?

どこに居ても、「今すぐ読みたい」「今すぐ確認したい」と時たま人に思考させる漫画は文句の付け所がない名作です。(『こち亀』然り、『美味しんぼ』然り)私の中で、panpanyaの作品はそういった力を有する作品なのです。

また今年は4月に京都でサイン会もあるんだそうです。(私もスケジュールが合えば迎います)続報を待てとの事です。

(参照)panpanya公式「お知らせ二点

書評本:『グヤバノ・ホリデー』panpanya

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